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あなた -------高耶へ

あなたという存在を呪い、焦がれつづけた日々が今、柔らかな体温の中に溶けていく。
あの頃の私はあなたから受けたものを誇り、同時に呪い、身から追いやろうともしたけれど、
それはすでに私の肉になっていて剥ごうとすると私は死んでしまうので、免罪符を請うように、
醜い恥ずかしいものと承知で衆目にさらしていた。
ユダはすでにして殉教者だった。
ただ少し、信仰の形が天の望む形と違っていただけ--。
あなたのその手が胸が唇が、わたしを受け入れる時、涙を流していたのは私だった。
憎しみも痛みも愚かさも、赦されていくと感じたとき、そこにあなたの微笑があった 。
あなたの涙は温かかった。
愛していると言わせてください
そして限りない忠誠を。
ほるか地平無き 歷史の彼方まで
直江



